東電、メルトダウンを過小評価 社内基準、5年間見過ごし(47ニュース)
>東京電力は24日、福島第1原発事故当初の原子炉の状況をめぐり、極めて深刻な事態の「炉心溶融(メルトダウン)」ではなく、前段階の「炉心損傷」と説明し続けたことが誤りだったと発表した。国や関係自治体への説明でも事態を過小評価していたことになる。当時の社内マニュアルに炉心溶融の判断基準が明記されていたものの、事故後に全面改定され、かつて基準が存在したことを5年間、見過ごしていたという。柏崎刈羽原発を抱え、事故対応を検証している新潟県の技術委員会の求めで調査を始め、今月判明したとしている。東電の情報公開の在り方があらためて問われそうだ。

メルトダウン根拠 明記と判明(NHK)
>東京電力は、福島第一原子力発電所の事故の初期の段階で、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きた可能性が高いことを明言しなかった理由について、「メルトダウンを判断する根拠がなかった」と説明していました。ところが社内のマニュアルでは「核燃料が5%以上損傷した場合、メルトダウンと判定する」と明記されていたことがわかり、事故時の広報のあり方があらためて問われそうです。

福島第一原発 大半の場所で防護服なしで作業へ(NHK)

メルトダウン判断 再発防止へ東電を指導へ(NHK)
